なぜ、理系出身から学部卒で営業として就職し、
そして独立してデザイナーになったのか?最終編です。

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 ▶︎【前編】理系から営業、そして独立してデザイナーになった理由
 ▶︎【中編】理系から営業、そして独立してデザイナーになった理由

踏み出せないまま時間が過ぎていく

専門学校でデザインを学び、やっぱりこれが好きだと確信もしました。
スキルもある程度身につきました。

ただどのジャンルのデザインがやりたいのか、
どういう形でデザインに関わりたいのかはやはり分からず、
2〜3ヶ月ほどくすぶっていました。

社内部署で、自分の希望に近そうな部署の先輩を探して話を聞いてみるも、
自分がしたいのとは違う仕事が半分以上を占めそう。
となると転職?でも志望動機が言えるほど明確な方向性は決まっていない。

もっと数を作ればきっと分かるだろう、と考えて
コンペにも作品を出したいけれど、残業で思うように数が作れない…
何も状況が変わらないまま、時間ばかりが過ぎていく…
どうしたらいいの?
本当に悶々としていました。

しかも、中編の記事に書いた
「自分がやりたいことを仕事にしてる人なんてほとんどいないよ」
という先輩からの言葉がまだしこりとして残っていて、
解決していませんでした。

「やりたいことをやっていい」という後押し

そんなときに、女性起業家のお話を聞きました。

30くらいまで、会社で与えられた目標を達成することに一生懸命になっていたけれど、
その目標に自分の意思は入っていない、とあるとき気づいたと。
それって自分の人生生きてないよね、と。

「出来るか出来ないか」じゃなくて「やりたいかやりたくないか」で
思いっきり未来のあり方を描いてみよう、と。

「やりたいことをやっぱり本当にやっていいんだよね」
と心から思えて、それだけでものすごく救われました。

これでやりたいことをやる、という意思は明確になりました。

「今、変える」と決めたら踏み出せた

今の仕事を続けていたら、デザインに時間を割くことはできない。
時間を割けないから、具体的にどうしたいのかも明確にできない。
明確にできないから、今の仕事をずるずると続ける。

このループを続けていたら、
わたし、いつまで経っても同じことをしている気がする
と思いました。

であれば今、変えよう、と。

最初は社内異動か、転職かで考えていて、
フリーランスで仕事をするなんて1秒も考えたことありませんでした。

でも、前述したように、
 デザインの中でどういうジャンルがやりたいのか、何をデザインしたいのか
 どういう立場でデザインに携わりたいのか
分からないままどこかの組織を選択することは出来ないと思いました。

何をやるのか、何が強みなのか、どういう方向に向かっていくのか。
それが曖昧なまま、組織に入ってやってみて、違ったとなったらお互いに不幸だと。
さすがに採ってもらってすぐやめるのは申し訳ないし、自分にも負荷がかかるので。

であれば、一度幅広く何をやってもいい環境に身を置いて、
好きにやってみよう、と思いました。
その中で、この方向だ、と確信が持てたらそちらに進んでいけばいい。

誰かが守ってくれる安心も、仕事が入り続ける保証もないけれど、
そういう環境の方が、自分自身に実力をつけて、
しっかり仕事をとる努力をし続けることで成長する、
と思いました。

「自分が本当にやりたいことを仕事にしたい」
と最初に思ってから1年半。

とうとう会社をやめることを決断しました。

会社をやめてみて

わたしは会社をやめてよかったなと思っています。

起業やフリーランスを推奨するわけではありません。
でも、正社員が一番真っ当な道だと思っていたけれど、
別にそんなこともないなと。

バイトしていろんな仕事を試したっていいし、
フリーランスで何種類もの肩書きを持っていろんな仕事をしている人もいるし、
それで生計を立てている人もたくさんいるし。

自分がいいと思う道なのであれば、
胸を張ってこれを選んだと言える道なのであればそれでいいのです。

でもなぜ「正社員が一番真っ当な道」と思っていたのかというと
その道しか知らなかったから。

人間、知らないものは選べません。
そして、やってみないと分からない。

イメージが湧かないなんて当たり前です。

足を踏み入れてみて、やってみて、
初めて見えることがたくさんあります。

まず飛び込めばいい。
飛び込んでみて、違ったとなれば軌道修正すれば良いんです。
自分が欲しいもの、ありたい姿を手に入れ続けるためには
それしかありません。

やりたいことをやるって、
責任も伴うけれど、本当に楽しい。

これらを体感してから、新しくまたやりたいことが出来ました。

それらについてはまた、別の記事で。

〜「理系から営業、そして独立してデザイナーになった理由」完〜