なぜ、理系出身から学部卒で営業として就職し、
そして独立してデザイナーになったのか?

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 ▶︎【前編】理系から営業、そして独立してデザイナーになった理由

ふと「何してるんだろう」と思った瞬間

印刷物の納期調整をしていたときでした。
よくある話ですが納期を早める必要があり、
現場に無理を言ってなんとか調整ができた、と思ったら
さらなる変更が必要になり、ゼロスタートに。

さっきまで頑張っていたのは何だったの?と思った瞬間、
自分の中でずっと張り詰めていた糸が切れました。

今自分がやっていることは、本当にやりたいことじゃない。
なのに、
それに時間を使って、振り回されて、心をすり減らして、
一体自分は何してるんだろう?

そのとき、営業という仕事を変えることが初めて選択肢になりました。
ただ。

「やりたいことを仕事にする」に踏み出せなかった

「自分が本当にやりたいことを仕事にしたいんですよね」
と企画系の部署の先輩に相談したところ、
「自分がやりたいことを仕事にしてる人なんてほとんどいないよ」と言われたのです。

全然納得できませんでした。

「なんで、みんなそうだからってわたしまで我慢しないといけないの?」と思いました。
「本当にそうなの?」とも。

相談にのってくれたのは、
とてもお世話になっていたし、よく気にかけてもらっていて大好きな先輩です。
彼のキャリアを聞いてみて、その文脈では
そういう結論にならざるを得ないんだろうなと思いました。
でも、その回答は納得できなかった。

とは言え、ブログやfb上では起業家やフリーランスの方を数人知っていながらも、
身近なところにはいませんでした。
仲のいい自分のコミュニティにいるのは会社員だけ。
具体例を出せないので、
「やりたいことを仕事にしている人も実際いますよ」と言うこともできませんでした。

また、デザインには興味があったとは言え、
じゃあその中で具体的にどういうことがしたいのか?
は全く分からなくて先輩に聞かれても曖昧な回答しかできず、
「もっとはっきりさせないと」とも言われました。

今やっていることが自分が本当にやりたいことじゃないことは分かっている。
でもその「本当にやりたいこと」が何なのか、はっきりと言語化することができない。

もどかしい気持ちでいっぱいでした。

友達からの後押しがきっかけに

そんなとき、Webデザイナーをしている社外の友達と会っていたときに
やっぱりデザインが好きで本当はやりたくて、とふと漏らしたところ、
「今からでも全然遅くないと思うよ」と言ってくれたのです。

「そっか、遅くないんだ」とスッと腑に落ちて、
そのたった一言が、ものすごくわたしを勇気付けてくれました。

体系的にデザインを勉強したい、とは前から思っていたので
そのあと専門学校を探し、ピンと来たところにすぐ個別相談に行きました。

当日行くまでは「時間は結構拘束されるし、お金もかかるな」と思っていましたが、
実際に何が学べるかを聞いたらわくわくしすぎて、その場で入学を決めました。

土曜日は授業を受け、日曜日には課題を進める。
平日は会社へ行き、残業も相変わらずだったので
デザインを進められる時間はあまりなく、
課題が終わらないときは徹夜することも。

でも、とにかく楽しかった。
知識や出来ることが増えていくこと、
「これだ」と思えるものが作り出せたときの喜びがとても大きくて。
もがきながらも懸命に取り組んでいました。

そんな日々が約1年間続き、卒業へ。

1年前の自分からは確実にスキルアップしました。
でも、すぐに踏み出せたわけではありませんでした。

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